天皇賞（春）①

本命候補は２頭。人気上位２頭と思われますが、テーオーロイヤルとドゥレッツァ。
テーオーロイヤルは前走の阪神大賞典の競馬が本格化のそれ。しかも、3,000越えの近３走でいずれも上がり最速は特筆モノと言える。ただ、ステイヤーズ→ダイヤモンド→前走の長距離３連戦ローテは近代競馬では異常なものだし、鞍上菱田もGIで買えるかとなると…。
一方のドゥレッツァは、成功を収めた日本海→菊花賞をイメージしたかどうかわからないが、この春は金鯱賞から春天というローテ。前走の物足りないパフォーマンスは叩き台と思えば問題ないが、こちらも心配の種は鞍上で、トップジョッキーとはいえ、京都経験の少ない戸崎で果たしてどうか。
本命候補と言いながらマイナス面を強調する形にはなりましたが、正直、この２頭以外に◎を献上する馬は見当たりません。

大阪杯回顧

ミッキーゴージャス、完璧な力負けでした。馬のポテンシャルに賭けたんですが、ちょっと先物買い過ぎたかもしれません。とはいえ、ベラジオオペラとローシャムパークが勝ち負けしたように内回り2000の適性の差が出たレースであることも間違いなく、ドバイの裏番組となった「大阪杯」の傾向が顕著になってきた気がします。とはいえ、ベラジオオペラとローシャムパークを馬鹿にするわけではなく、道中から長く脚を使って最後まで叩き合った２頭の競馬は、ドバイの裏とはいえ、GIとして最低限度のレーティングはキープした競馬だったと言えます。

大阪杯②

ミッキーゴージャス、プラス面もマイナス面もあるなか、転厩初戦というワードもマイナス面のひとつに加わり、印をどうしようか迷いに迷いましたが、このメンバーを見直すと、ほかに気持ちよく◎を打てる馬も存在せず、やはり初志を貫き、ミッキーゴージャス本命で行きます。鞍上のデムーロは今日のダービー卿でも思い切りのいい迷いなき競馬が出来ていて、あの乗りっぷりでここも決めてほしい。
相手は、１０ヶ月ぶりでも、同じ条件でナミュールとスターズオンアースを破っているスタニングローズを筆頭に。デキも良さそうで、西村も先週の借りをここで返したい。もう１頭は、ブリンカー＝迷走の入り口のような気もしますが、内回り2000で２戦２勝のソールオリエンス。１度叩いた強みを。
BOX枠にはベラジオオペラ。底を見せていないし、和生と手が合っている。

大阪杯①

すっかりドバイの裏番組となってしまったこのレース。昨年のダービー馬と皐月賞が揃い、飛車角落ちとまでは言わないけど、ちょっと寂しいメンバー構成。そのクラシックを制した２頭も盤石の信頼が置けるわけではなく、結構、チャンスはどの馬にもある様相。
本命はズバリ、ミッキーゴージャスで行こうかと思ってます。牡馬混合のＧＩ戦で勝ち負けするだけのキャリアには乏しいものの、そのポテンシャルは高く、前走の愛知杯なんか力の違いを見せつける捲り競馬の快勝で、このメンバー相手なら何とかなるのではと思わせるパフォーマンス。もちろん、牡馬相手、斤量５６㎏、キャリアの浅さとマイナス面も多分に見受けられるが、この相手関係ならと思わせる魅力がある。