東京優駿回顧

逃げたパクスオトマニカは別にして、超スローでしたね。いやはや、当方独自算定のレーティングでは、ダービーにける過去最低のレーティングを記録してしまいました。そんなレースで、タスティエーラはとにかくもうレーンが上手く立ち回り、馬が器用に応えての戴冠。武史は後ろに２番人気のルメールと３番人気のユタカがいたんじゃ、もうひとつ踏み出せず、最後はクビ届かずの悔しい２着。積極的に位置を取って、いい心意気には見えましたが、最後のひと運が足らず。
シャザーンは、後方から３３．２の脚を使いはしたものの、すでに大勢が決まった後のことで実質的な価値はない。ただ、この素質、いつか開花するであろうから、見守っていきたいものだ。

東京優駿②

本命シャザーン、対抗ソールオリエンスで変わらず。ヒモの一頭は力あるフリームファクシとします。掛かりやすい難しい馬のようですが、須貝ー金子のソダシコンビの馬で、この馬に隼人が2週連続乗っているという流れ。燃える隼人の逆襲にも期待です。

東京優駿①

シャザーン、５枠１０番。いいところに入りました。皐月賞で本命に抜擢したこの馬をダービーでも本命にします。その皐月賞は４角をいい感じで回ってきたものの、直線の伸びはいまひとつ。あれが馬場の影響か、トップクラスとのキャリアの差なのか、判断はつきかねますが、すみれSで見せたポテンシャルは本物で、除外覚悟で、ダービー１本の調整をしたことが実を結ぶはず。２週連続、クラシックで若手に期待することとなりますが、岩田望来よ、小さくまとまらず思い切り乗ってくれ。それだけです。
対抗はソールオリエンスで決まり。図らずも、皐月賞と同じ本命対抗です。

優駿牝馬回顧

もう、今日はリバティアイランドを語る以外に何もないでしょう。とにかく、これはもう脱帽しかないです。もし、桜花賞同様、直線だけ追込んで勝ったなら、「あぁ、やっぱり強いんだな。すげー末脚だな」という凄さですが、あんな正攻法の位置取りからぶっ千切るなんてレース前は想像もできず。真の凄味を見せられた気がします。この馬を作り上げた陣営と川田にも、ただただ脱帽です。
一応触れておきますが、ゴールデンハインドは、逃げない時点でもう残念でした。行く気も見せないとは。「一番勝てる可能性のある戦法」はやはり「逃げ」だったと思うんですが、菅原も陣営も好位が一番いいと思ったんですかね。着をまとめるならそうかもしれませんが、なんだか、残念でした。

優駿牝馬③

本命はゴールデンハインド。相手は競馬上手なハーツクライ産駒の2頭。ハーパーとソーダズリングとしました。菅原明良が気持ちよく逃げ、ルメールとユタカが巧く内に入れてコースロスなく立ち回るレース展開を期待して。

優駿牝馬②

ドゥアイズ、まさかの８枠。これは痛い。ただでさえ、フルゲートの８枠に加え、今日のレースを見ても、時間の経過とともに内が有利になってきていて、馬場がさらに乾くであろう明日は、さらに内有利になるかという感じ。
本命はゴールデンハインドとします。ここまで７戦のキャリアで酸いも甘いも味わってた馬。甘いを味わった前走は菅原明良の好リードで重賞制覇。そのレースが10kg増で、まさに心身ともに充実期を迎えていると言えよう。前走を見ても、ハナを奪って自分の形に持ち込みさえすれば、そう易々とタレる馬ではないのは明らか。思い切って乗ってほしい。
明日の馬場次第では、内枠の馬を抜擢する余地も残しながら、相手は明日決断します。

優駿牝馬①

桜花賞を振り返れば、ただただリバティアイランドの凄さだけが思い出される。先行の内が有利な馬場でありながら大外ブン回しでぶっこ抜き。あり得ないような競馬でした。しかし、だからこそ、４ハロン延びるオークスでは同じ脚が使えないのではと思う。これで、オークスもあの競馬で勝ったら、もうお手上げですよ。ということで、敢えての無印を敢行します。
本命は、桜花賞に引き続きドゥアイズを想定。距離延長は歓迎で、府中の経験ありも心強い。先週、ソダシを降ろされた吉田隼人の奮起にも期待。
相手候補は、能力だけの評価なら、コナコースト、ゴールデンハインド、ペリファーニアの３頭が上位か。ほか、チャンスがありそうなのは、シンリョクカ、ソーダズリング、ハーパーの３頭まで。

ヴィクトリアマイル回顧

ソングライン、馬場の内を通りながらの勝ちっぷり。人馬ともにアッパレでした。鞍上もレース後に言っていたように外を回すのが常道と思っていたところ、内からの差し込み。これは驚きました。と同時に、海外帰り初戦で評価を落としましたが、前年のノウハウがあったということでしょう。見事なまでの調整力、陣営にも大きな拍手です。
ソダシは大外枠ながらさすがの地力。半年振りでもこの競馬ができるんですから、ベストな舞台と同時にやはり地力が違うと言ったところでしょう。スターズオンアースは、好発を決めたものの、なし崩し的に脚を使ってマイラーに敗れたという感じ。
我が本命ナミュールはスタート後に挟まれて、直線はデムーロに被せられて、まともな競馬にはなりませんでした…。

ヴィクトリアマイル②

雨はどうやら落ち着いていそうで、ギリ良馬場でレースを迎えられるか。
本命はナミュールとしました。GI未勝利ではありますが、元々のポテンシャルは高く、古馬になって一気に馬体も競馬も常識にかかってきた感じ。ここが買い時と見ました。相手筆頭はソダシ。ワンターンのマイル実績抜群で、鉄砲も走る。ただ、みっちり乗り込んだとはいえ、さすがに半年振りは間隔が長いか。その分の対抗評価です。
スターズオンアースとソングラインが強いのは百も承知ですが、前者はテンに遅くなっていて、府中とはいえさすがにマイルではどうか。後者は海外帰りの初戦で割引。それなら、速力のあるナムラクレアを抜擢して穴指名します。

ヴィクトリアマイル①

好メンバーが揃った今年のヴィクトリアマイル。これは面白い一戦になりそうです。上位はズバリ４頭で、昨年の牝馬二冠スターズオンアース、ワンターンマイルがベストのソダシ、昨年の安田記念馬ソングライン、そしてGI無冠でも素材のいいナミュール。どの馬も魅力溢れる一方で不安材料もあり、ここから絞るのがなかなかの高難度です。