全日本２歳優駿回顧

デルマソトガケでしたか。前走の条件戦で、直線で中を割る根性は見て取れたものの、スピード資質が足りないと見て印を落としましたが、逆に地方のダートでそのマイナスがプラスに転じたかもしれない。そういった観点も必要でした。オマツリオトコは実力どおりの走りを見せたと言っていいでしょう。ペリエールはデルマソトガケと反対に中央のダートなら当然この世代の主力級になれる素材と言えよう。

全日本２歳優駿②

オマツリオトコの相手は、地方の２騎とします。１頭目は、川崎４戦４勝、前走で番手からの競馬でも勝ち負けできる自在性を見せたヒーローコールを。もう１頭は、北海道から川崎→園田と厳しい遠征が続く中、デビュー以来馬体重を増やし続けているスペシャルエックスの逃げ脚を買います。

全日本２歳優駿①

オマツリオトコ、父ヴィットリオドーロ。渋すぎます。でも、少ない産駒の中、イグナシオドーロに続き、２頭目の重賞ウイナー輩出とは凄い父。ヤマボウシ賞で届かないような位置から差し切って抜けた脚と地力で抜け出した前走を見ると１ハロンの延長も大丈夫と思える。１番人気かもしれないが、本命として捉えていいだろう。
相手は、JRAからは１勝クラス圧勝のペリエール。地方勢は、センスある無敗馬ハセノゴールド、勝負根性が見て取れるヒーローコール、粘っこい脚のプルタオルネ、逃げて渋太いスペシャルエックスの４頭が候補。

阪神ジュベナイルF回顧

スタート前の姿を見ても、リバティアイランドは一頭だけ古馬みたいでしたね。もはや、アクシデントさえなければ勝ち負け確定みたいな様子で。結果はあのとおり。完勝もいいところでした。とはいえ、人気どころは揃って凡走し、人気薄のドゥアイズがある程度力どおり走って３着したくらいで、あの勝ちをすぐさま「来年の桜花賞は決まった」とまで言っていいかとなると、そこまでは言えないのかなと。ま、新戦力や相当な底上げを見せる馬が出て来なければ、「桜確定ランプ」にはなるんでしょうが。
負けはしたものの、ドゥーラは、あの出負けから直線も行き場を探しながらの追込みになって、実に苦しい競馬になりながらも地力と根性を見せたあたり、来年に期待できそうです。

阪神ジュベナイルF③

リバティアイランドの相手は、対抗にサンティーテソーロ、もう１頭にはドゥーラを指名します。
サンティーテソーロはとにかく超ロケットスタートを有しているところに、最高の１番枠を引いて、冗談抜きにスタートだけで２馬身＝0.4秒くらいのアドバンテージが取れる馬。ドゥーラは速い時計の馬場もマイル経験もないが、馬自体の力を評価して。

阪神ジュベナイルF②

本命はリバティアイランド。先に挙げた本命候補４頭のうち３頭が外枠に。そして鞍上は、それぞれ鮫島駿、斎藤新、そして坂井。フルゲート１８頭のGIで上手く捌ける保証はない。若干、消去法的選択ではあるものの川田のリバティアイランドを本命とした。ま、馬自体、新馬で上がり31.4、アルテミスでは行き場がなかなかない中でも最後は差のない２着。不利なく回れれば勝ち負けと考えるのが妥当だろう。それだけに１番人気になりそうで、配当的な妙味は少ないとも言えるが、こればかりは仕方なし。川田にいい競馬をしてもらおう。
相手候補は、前記外枠３頭にウンブライル、サンティーテソーロ、モリアーナまで。

阪神ジュベナイルF①

これは走れば走るだけ結果が変わるような、大きな差のないメンバー構成のレースになったなぁ。馬そのもののポテンシャルはアルテミスS１・２着ラヴェルとリバティアイランドが上位とも思われるものの、決してレース巧者ではなく、枠や馬場、展開によっては不発もあるような馬。一方で、札幌しか経験はないもののドゥーラには可能性を感じるし、ブトンドールもビッグアーサー産駒とはいえ、仕上がりの良さとセンスで上位に食い込めるだけのモノを感じる。ま、この４頭が本命候補かなと。

チャンピオンズC回顧

テーオーケインズは、ガチンコで走った次のレースはホントからきしですね。そんな傾向はあるとは感じつつ、さすがにこの相手なら多少外を回ったとしても格好はつけてくれると思いましたが、まるっきりでしてね。そうは言っても、４着するあたり、やはり根本の力はあるわけですが、ここまで走れないとは。競馬は本当に深いです。もし、１番人気でなければ、それこそジュンライトボルトの位置で運べて、あそこまでジワジワ外々を回らずに済んで、もう少し着順を上げれたかもしれませんが、とにもかくにもガチンコ２走目は走らないということに尽きますね。リスクある１番人気は怖い。
最後になりましたが、石川、初GIおめでとう！日本人が、特に若手が勝ち切ると馬券抜きに嬉しいものです。

チャンピオンズC②

本命テーオーケインズの相手はクラウンプライドとハピの３歳勢で決まり。しかし、福永とノリの乗るこの２頭がこんなに人気しないとは意外。ま、狙う方にすればラッキーということにはなりますが、果たして結果はどうなることか。

チャンピオンズC①

本命はテーオーケインズ。JBCクラシック後に調子を一度落としたなんて報道もありますが、力がちょっと抜けていて、前走のように泰然と乗れればもう勝ち負けにならないはずがない。枠も下手に内を引いて乱ペースに巻き込まれるくらいなら、６枠１２番はちょうどいいくらいの外目。文句ナシです。
相手は３歳の３頭から。近２走、ノリが内々の狭い競馬を経験させてきたことが活きてきそうなハピ。JDダービー馬ノットゥルノ。JBCクラシックでテーオーケインズに食らいついたクラウンプライド。